2020 ニュースレター サポーター向けページ
お世話になっております。プライドプロジェクト運営チームです!今年も残りわずかとなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年、コロナ禍ではありましたが、設立当初の目標のひとつでもあるオフラインでのコミュニティスペースの開催を達成することができました。9月に第一回となる『プライドお悩みカフェ』開催し、これまで計3回開くことができました。
そこでは、月ごとに設定したテーマに沿って、90分間参加者の悩みや相談を当事者間でシェアしました。
LGBTsユースが、ありのままに自由に交流できる数少ない場を提供することができ、大変うれしく思います。
また、オンラインでもコミュニティスペースとしてPrideカフェを開始し、これまで計12回、開催することができました。これらのイベントには、これまで述べ100名ほどの参加がありました!
これは、ひとえに皆様の温かいご支援のおかげです。本当にありがとうございます!
コミュニティスペースでは、性に関する悩みや学校、家庭での悩み、他愛のない話まで参加者の皆さんと有意義な時間を過ごすことができました。
参加者同士でそれぞれが抱える「悩み」を共有することで、居心地の良い、温かい「居場所」のように感じてもらえた様に思います。
★参加者さんからイラストも寄せられました!
また、この活動は京都新聞、ラジオ、ネットニュース等にも取り上げられ、Prideプロジェクトをよリ多くの方々に知ってもらうきっかけとなりました。
その他の取り組みとしましては、「ユース向けデートDV啓発活動」と「オンラインお悩み相談」があります。前者においては、大阪市男女共同参画センターと協力し、パートナーとの関係性について考える、学生向けオンラインイベントを実施しました。
後者においては、公式TwitterやLINEを通じて、月2~3名ほどのユースからセクシャリティや、カミングアウト、デートDVに関する相談が寄せられ、運営チームの相談員が対応しました。内容としては、家族とのかかわり方、精神疾患に関する悩み、デートDVなど多岐にわたるものであり、数少ないLGBTユースの相談機関として役割を果たしました。
一方で、様々な課題も見つかりました。
まずは、上記のような各種イベントを行う際の、SNS等の宣伝広告費用による慢性的な資金不足です。
また、オンライン配信のための設備が十分ではないことから、イベント中に多くの不具合が発生する問題も見られました。
加えて、心理的サポートなどの専門的なスキルを持つ人材の確保、育成の必要性も今後も悩み相談の場を継続していくうえで不可欠であると感じられました。
2020年はプライドプロジェクトが発足し、LGBTsユースの為に上記のような様々な活動を行ってまいりました。これらの活動資金は、皆様にご協力いただいたクラウドファンディングより得ています。この活動を継続していく為にも、来年度初めに再びクラウドファンディングを行うつもりです。つきましては、皆様に引き続き温かいご支援を頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
皆様寒くなりました折、お体ご自愛の上、よいお年をお過ごしください!
プライドプロジェクト 一同