セクシャルアイデンティティと人権 代表のつぶやき

代表のMasaは現役の大学生でもあり、大学にて、ジェンダー学について学ぶ機会がありました。

LGBTs当事者である自分としても、学ばなければいけない、多くの事々が学ぶほど増えてくるのです。

その中で、私の中で、「人権」というテーマで少しお話ししたいと思います。

私自身の人権として、Xジェンダー、パンセクシャルという性的多様性を持ち、

精神障害を持つ側面もあって、取り巻く社会的状況、法的状況、アイデンティティも流動的なものです。

性の話も全て、社会的立場が大きく分けられてしまっている現在の日本では、

私はもちろん生存権、自由な言論をする権利もある、教育を受ける権利もある

でも、社会的状況によっては、こうした権利もセクシャルマイノリティは暗黙下でなくなってしまうこともあるのです。

いじめ、孤立、アウティングといった問題がありながら、

現状としては、アイデンティティが社会的に置き去りにされていることによって、

権利を守るために”私”を変えなければいけなくなる場面があると感じます。

性的多様性を持つすべての人は、社会的状況によって、自分の思っていることがいえない、陰で差別される

といった風に社会的状況によって「人権」をはく奪されてしまう状況があるということです。

この人権は通常の社会的ジェンダーに当てはまる人、健常者の人と比べ、守られる人権が狭い。

現行法では、当事者が自分で守っていく手段をとっていかなければいけないと感じています。

そんな社会の輪を、本当の人権を広げるためには私たちにできることは何なのか、いつも自問自答するのです。

その中でも、些細な「気づき」を人々に感じてもらえるような活動をしたい。

そう切に思っています。

代表 Masa 本多 正宗

プライドプロジェクト代表 「男でも女でもない」自分、という性自認を持っている(Xジェンダー)LGBT当事者。
現在大学3年生。一年間アメリカでの留学経験を得て、個性を多様性として「自分らしく」という生き方に目を開く。
1年ほどから、パニック障害、うつ病、不安障害を患い現在治療回復中。 母親へのカミングアウト、拒絶、絶縁の経験を得て、
LGBTsが生きやすい社会を作るために模索中。 英会話講師として英語も教えています。
出演歴等
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